結婚して5年。
上野毛の賃貸マンションで過ごす夜、2人は何度も同じ夢を口にしてきた。
「子どもが生まれたら、やっぱり海の近くで育てたいね」
「うん。都心でベビーカー押してる自分たち、あんまり想像できないよな」
その夢は長いあいだ、曖昧な未来地図に書き込まれたままだった。
けれど先々週末、妊娠という確かな知らせが届いた瞬間、地図は輪郭を帯び、現実の街へとつながり始めた。

――葉山・堀内。
このエリアのことは、以前から仲良くしている逗子の不動産屋の友人に散々聞かされていた。
山と木々に抱かれ、10数分も歩けば、海がきらめいている。

森戸海岸まで散歩するだけで日常が小さな冒険に変わるらしい。
都心から離れすぎず、それでいて深呼吸できる距離。
子育ての舞台としては悪くない、いや、むしろ理想に近い。
「ほら、ここ」
案内された玄関の扉を開け、早速2階に上がると、まずリビングの空気に驚かされた。

「……広いね」
「いや、広さっていうかさ、“空気が広い”って感じだな」

天井が高いだけで、こんなにも気持ちが軽くなるのかと、夫は思う。
窓から射し込む光は、壁に余計な飾り気がないぶん、部屋いっぱいに真っ直ぐ広がっていった。
佇まいがいい。



1階には3つの部屋が並ぶ。
どれも広くはない。
けれど、子ども部屋と寝室と仕事部屋と考えれば十分だし、むしろコンパクトだからこそ家族は自然とリビングに集まるだろう。
「狭いって言うけどさ」
妻は部屋を見回しながら言った。
「このぐらいがちょうどよくない? 広すぎると、たぶん子どもの声も遠くなるし」
「なるほど。子どもの足音が響くのはリビングの方がいいか」
「そうそう。・・・いや、夜中は困るね」
2人は笑った。



収納は思いのほか工夫されている。
ウォークインクローゼットにロフト、靴をゆったりと並べられるクロークまである。
必要なところに必要なだけ、過不足なく備わっている印象だ。
この過不足なく・・・というがなかなか難しいものだ。


キッチンや浴室も同じだ。
派手な演出はなく、無駄な化粧を拒んだ顔つきをしている。
けれどその落ち着きこそが安心感をもたらす。
「このキッチン、変にピカピカしてないのがいい」
妻は思わず声に出す。
「長く使えば使うほど、自分たちの匂いが染み込みそう」
「それって、つまりカレーの匂いのこと?」
「・・・そうなるね」
料理の香りも、湯気の立つ夜も、この空間ならきっと自然に馴染むだろう。

外に出れば2台分の駐車スペースがある。
夫婦それぞれの車を停めてもいいし、遊びに来た友人の車を迎えてもいい。
あるいは、子どもが大きくなった未来に使う1台かもしれない。
「1台で十分じゃない?」
「いや、未来への投資だよ。子どもが免許取ったら取り合いになるんだ」
「それはそれで怖い未来地図だね」

妻はキッチンにもう一度立ち、天井を見上げて小さく笑った。
「・・・ここでなら、ちゃんと子育てできそうな気がする」
夫は頷きながら、窓の外に視線を移す。
揺れる木々の向こうに、まだ見ぬ子どもの笑い声と未来が重なった。
――物語の先を確かめるのは、現地で。

| 物件種別 | 新築戸建 |
|---|---|
| 価格 | 5750万円 |
| 所在 | 三浦郡葉山町堀内 |
| 交通 | JR横須賀線「逗子」駅バス17分「向原」停徒歩6分 |
| 土地面積 | 100.35㎡ |
| 土地面積(坪) | 30.35坪 |
| 建物面積 | 77.39㎡ |
| 建ぺい率 | 40% |
| 容積率 | 80% |
| 土地権利 | 所有権 |
| 地目 | 宅地 |
| 建物構造 | 木造 |
| 現況 | 完成済 |
| 築年月 | 2025年5月 |
| 施設 | 公営水道, 本下水, 個別プロパンガス |
| 間取り | 3LDK+WIC+シューズクローク |
| 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第一種低層住居専用 |
| 取引態様 | 仲介 |
| 引渡日 | 即可 |
| 備考 | 土地面積100.35㎡にセットバック部分9.23㎡含む |
| 情報登録日 | 2025/09/15 |
お問い合わせ
◆ お電話でのお問い合わせ
046-845-9224
◆ メールでのお問い合わせ
お問い合わせフォームへ >













