遺物に混入

“海狼” の前身

それは葉山御用邸が開設された明治27年の時に創業した ”鍵屋旅館”
御用邸の鍵を預かるほど格式高い割烹旅館。

料理をお届けに御用邸に出入りしたそうで、1978(昭和53)年に中華料理店「海狼」に生まれ変わりった後でも、
天皇陛下は葉山御用邸滞在中に”海狼”から料理を運ばせていたという名店。

海狼の先代オーナーは石原裕次郎の親友であり、石原慎太郎の芥川賞受賞作「太陽の季節」の主人公のモデルになった方。
そして、あの逗子海岸に石碑がある「太陽の季節」は石原慎太郎氏がかぎ家旅館に泊りながら書き上げたとのこと。
若い2人の交友関係を、大人のモラルに反する若者群像として、書かれているようです。

葉山・逗子の海街の世代を生き、社会的システムの構築がまだ整備されていない頃の海岸は
さぞ楽しかっただろう。
豪遊とはこの頃の言葉なのか。
人間としてではなく、人間から変わろうとしている時代だったのかもしれない。
いや、人間の可能性の、そして体の限界を試していた時なのか。
バブルに向かう高度経済成長期。

この時代に生きた人の残した遺物は
巡り巡って今の時代まで輪廻してきて、
新しい形でまた遺物扱いされて行くだろう。

時の流れは前から進んでくるもの。
良きタイミングで救わないと、ずっと後ろの方に流れてしまう。
今を生きるとはこういうことか。

その残してきたものをいまの時代を生きるものたちが
過去に囚われながらも、もがきながらも、執着しながらも、
でも新しい気づきがあった時には遺物ではなく、異物として出てくるのか。

この空間で何ができたら面白いのか、異物扱いしてみてみる。

どうだろうか。
イメージできたでしょうか?

■あえて森戸で今更 Wぃー:WORKとか→それに混ぜて、ゲストハウス・ラウンジ・パーティールームがついてたら最高かな。
■もしくはワーケーションの場として、ワーク寄りではなく、もっとバケーション寄り。もともと旅館があったことから、大浴場付きの卓球場とかもつけちゃって。
■またはSターバックスリザーブ ロースタリー森戸 として
■またはDニーズの再来
以上のように、広い空間だからこそ味わえる開放感の中にも親近感があるものを。
コーヒー・お酒・葉山の食事を目的に人が訪れ、地元の野菜直売や魚の直売も兼ねた地元一体型のラウンジ的機能、
国内・世界中から旅行者を迎えるゲストハウス・ホステル。海のシーズンだけではなく、通年において森戸海岸を楽しめる施設になれば。
様々な動物がこの空間に相まって、より良い空気感を外から感じて、何か新しい異物同士が混合して行く様子をみられる施設に。

そんな地元の人も気軽に訪れ、単体ではなく、面で、そして立体として、三次元的に捉えられるコミュニティの場が森戸海岸の前で作れれば。
そんな投資家さん募集。

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