海と土と星月夜

海は、近すぎる事が重要ではない。
手の届く距離にあると、人はそれを所有した気持ちになってしまうから。

ここから見える海は、少しだけ遠い。
けれど、その距離が空白の気分を創作する。
眺めるための海。思い出すための海。
そして、ときどき自分を外に連れ出すための海。

三浦市菊名。
都市からゆっくりと解かれていくような場所に、この家はある。


(庭からの外観:緑の中にぽっかりと浮かび上がる)


(間取図:庭に面した場所にはセカンドキッチンが)

土地は約135坪。
過剰な広さではない。けれど、生活を拡張するには十分すぎる余白。
土に触れることは、思考の速度を変える。
家庭菜園を始める理由は、健康や経済性だけではなく、
ただ “時間の流れを自分に引き寄せるため” なのかもしれない。

建物は築5年、130㎡の木造二階建。
新しすぎず、古びてもいない。
いま、ここから始めるにはちょうどいい温度を持っている。


(キッチン:2Fリビングにて)


(リビング:キッチンからの眺め)


(ベットルーム)


(トイレの窓)


(階段)


(お風呂:バルコニーにも出れる開放的な設定)


(セカンドキッチン:庭に面したスペース)


(セカンドキッチン)


(庭:奥へと続くスペース)

夜になると、光の密度が変わる。
都市では見えなかった星が、静かに浮かび上がる。
ただ、星の配列を眺める。
木星の輝きと自らを同調させる。

ただ、空を見上げているだけなのに、
どこか別の時間に触れているような感覚になる。
私たちは、ソラの中にいることを実感する。
夜の甘い時間。

ここは、何かを手に入れるための場所ではない。
ジャッジや比較、他者への批評。
絡みついたいくつかの想念を手放すための場所だ。

速さ。
過剰な情報。理由のわからない焦り。

それらを少しずつ脱ぎながら、
自分の生活を、自分の速度に戻していく。

この家のご馳走は、屋上にもある。


(屋上:360°を見渡す)


(屋上:周辺には畑も点在する)


(屋上:遠望する海にはタンカーが揺蕩う)

 

最寄りの三浦海岸駅までは徒歩25分。
決して近くはない。
けれどその距離が、この場所を守っている。

調整区域という条件も含めて、
ここには「簡単ではない豊かさ」がある。

選ぶ人は多くないと思う。
でも、必要な人には確実に届く。
誰かをワクワクと待っている家。

この場所は、
新しい人生を始めるためというより、
これまでの人生を、少しだけ静かに編集し直すためにある。

halasho.

物件種別 中古戸建
価格 12900万円
所在 三浦市菊名
交通 京急久里浜線「三浦海岸」駅 徒歩25分
土地面積 456㎡
土地面積(坪) 137.94坪
建物面積 131.65㎡
建ぺい率 50%
容積率 100%
土地権利 所有権
地目 山林
建物構造 木造陸屋根造2階建
現況 空家
築年月 令和4年6月
施設 浄化槽, 個別プロパンガス
都市計画 市街化調整区域
用途地域 第一種低層住居専用
取引態様 仲介

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